昨日、鶴見大学で行われたシンポジウムに参加してきました。
題名は
『タバコの煙は愛する人を傷つける』
です(^^;)
これは日本学術会議・鶴見大学・国際口腔医療財団が行ったもので
4人の方が発表されました。
その中で、特に面白かったのは東京大学名誉教授の唐木英明先生で
昔、「電波少年」という番組で坂本ちゃんという芸人を東大に合格させるという企画で
家庭教師をやっていた恵子先生のお父様だそうです。
そこで『ヒューリスティック』という言葉を知りました。
人間の行動を決定するには
①理性による判断
②これまでの知識・経験・感情により短時間で判断(直感)
ヒューリスティックとは②の方を指すらしいです。
唐木先生はこんな例をあげていました。

これは、アメリカのバージニア州に住む妊婦のメリッサさんが
近くの工事の騒音が胎児に悪影響を与えていると訴えた記事。
手にはタバコ(@-@)
近くで、突然大きな音がしたら動物は逃げる。
つまり『騒音=命を脅かす』というヒューリステックな訴え。
しかし、タバコの煙があっても動物は逃げない。
これは、人間が長い期間生きていて危険だと判断出来るようになったからヒューリスティックではない。
理性によって判断しているというのです。
この理性による判断は、間違っていることが数多くあるといいます。
たとえば
年収800万と1000万、どっちが良いか?
この質問には全ての人がすぐに1000万と答える(ヒューリステック)
では
周りの人が年収600万の地区で年収800万もらえるのと
周りの人が年収1200万の地区で年収1000万もらえるのではどっちがいい?
この質問では、ほとんどの人が悩むらしいです。(理性)
タバコにも間違った判断が影響しているといいます。
現在の死因第1位のガンの一番の原因因子は何かという質問で、
専門家は『喫煙』と答えるのに対し一般人は『食品添加物』でした。ちなみに3位が喫煙・・・
そして先生はこのように、言いました。
タバコが危険ということはほとんどの人が知っているのに、それでも喫煙し
また他人の喫煙に無関心なのは
「自分だけは被害に遭わない」
という間違った判断があるからである。
ガンを発生させる『活性酸素』は喫煙と食べ過ぎにより一日5グラムも生成される。
つまり、健康でいるためには禁煙・腹八分目・運動が欠かせない。
私はタバコを吸いませんが、自分の患者さんに禁煙を促す立場なので非常に勉強になりました。
私の大学では、学生&先生の60%が喫煙しているそうです。
喫煙している先生に禁煙を指摘されても説得力ないですよね・・・
最後に、もしあなたがストレス発散・肥満防止のためにタバコを吸っているのなら正しい知識を身につけてからにしてくださいね。